糖尿病患者はバイアグラを使っても良い?

投稿日:2018.03.21

糖尿病は血糖値の高い状態が長期間続く病気です。
血液中の糖分は全身のエネルギー源として必要不可欠ですが、多すぎると徐々に血管の壁を傷つけていきます。
その結果、やがて腎臓の機能が損なわれたり、網膜症を起こして失明したり、手足の毛細血管が破壊されて壊疽になったりすることがあります。
自覚症状がほとんどないうちに、重大な病気に発展することから、サイレントキラーとも呼ばれています。
定期的に血糖値のチェックするすことが重要です。

日本人は糖尿病にかかりやすいと言われていますが、これは食生活の問題と、遺伝的な要因が関係しています。
豊かな食生活で糖質の多い食事を続けていると、必然的に血糖値は高くなります。
また血糖値を下げるインスリンが少なかったり、効き目が悪かったりすると糖尿病にかかりやすくなります。
このような体質の持ち主が、日本人には遺伝的に多いという特徴があります。

糖尿病にかかると毛細血管の血液の流れが悪くなるため、陰茎海綿体に流入する血液が不足しがちになり、勃起力が衰えます。
また勃起は脳の興奮が陰茎に伝わることで起こりますが、糖尿病は興奮を伝える神経の働きを阻害します。
こうしたことから、糖尿病の方の3割~5割はEDの症状を自覚していると言われています。
自覚症状がないケースも含めれば、8割が勃起障害を起こしているという説まであります。
勃起障害の原因を探ってみたら、実は糖尿病だったということもあり得ます。

このような糖尿病が原因のEDにも、バイアグラは使用することができます。
ただし病気のない人に比べると血管や神経が弱っているため、同じ効果を出したければ増量する必要があるかもしれません。
勃起力が足りない場合は医師と相談し、効き目を見ながら投薬量を調節するのが望ましいでしょう。
バイアグラ自体が糖尿病を悪化させたり、特別に重い副作用を起こしたりすることはないので、糖尿病の患者でも安心して服用できます。

バイアグラは持ってる病気により使用が出来ない

糖尿病では問題ありませんが、バイアグラが使用できない病気もあるので注意が必要です。
その代表的な例は狭心症や心筋梗塞などの心臓病です。
バイアグラは血管を拡張させ、血圧を下げる効果があります。
そのため同じような作用を持つ降圧剤とは飲み合わせが悪く、薬の効果を打ち消したり、強めすぎたりする可能性があります。
最悪の場合は血圧が下がりすぎて、命に危険が及ぶこともあります。

極度の低血圧や高血圧の患者も、バイアグラが心臓に負担をかけることになり、使用できないとされています。
もともと性行為は心拍数を上げ、心臓や血管に大きな負担を与えるものですから、循環器系が健康でない方は慎重に服用しなければなりません。
心不全や不整脈が見られる場合は、バイアグラの服用を見送ったほうが良いでしょう。
同様に脳梗塞や脳出血の既往歴がある方も、バイアグラの服用はできません。

バイアグラは肝臓で代謝される薬なので、重大な肝機能障害がある方は服用できません。
そのほか過去にバイアグラでアレルギー反応を起こしたことがある方や、未成年者なども使用できないとされています。
バイアグラと飲み合わせが悪い併用禁忌薬としては、ニトロと名が付く硝酸剤が挙げられます。
内服薬はもちろん、塗り薬や貼り薬やスプレーなども含まれるので注意してください。

持病があって他の薬を使用中の方は、バイアグラを服用する前に医師に相談したほうが良いでしょう。
併用禁忌の薬は硝酸剤だけではなく、また硝酸剤にも多くの種類があって、専門的な知識がないと禁忌かどうかは判断できません。
個人輸入などで医療機関を通さずにバイアグラを購入した方は、とりわけ薬の飲み合わせに気をつける必要があります。