新登場したED治療薬、ステンドラとは?

投稿日:2017.10.17

2012年にアメリカのVivus社が開発・販売した4番目のED治療薬「ステンドラ」。
日本ではあまり馴染みのないED治療薬ですが、海外では既に流通しており、勃起の維持に対する効果が認められています。

ステンドラにはアバナフィルという有効成分が含まれています。
アバナフィルには、陰茎海綿体の血管にある平滑筋を弛緩させ、海綿体に流れる血液の量を増やし、勃起を維持させる効果があります。
勃起を維持するために必要な酵素(cGMP)を分解しようとするホスホジエステラーゼ5(PDE5)の働きを食い止めることで、陰茎勃起を誘発して増強する仕組みです。
性行為の45分~1時間ほど前に服用すると、最大で6時間ほど効果が持続します。
アバナフィルは服用してから効果が出始めるまでに15~30分ほどしかかからないという吸収性の高さが特徴です。
即効性があるため、服用するタイミングをそこまで計ることなく服用できるという魅力があります。

しかしながら、他のED治療薬と同様、ステンドラは医薬品である以上、副作用が生じてしまう可能性があります。
前述の通り、ステンドラにはPDE5の働きを食い止め、血液が流れやすい状態にするという効果があります。
しかしその一方で、必要以上に血流が活発になり、顔が火照ったり、鼻づまり、動悸、めまい、頭痛を引き起こすという副作用が確認されています。
これらの副作用はいずれも軽度なもので、ステンドラの効果が薄まると共に徐々に鎮まるので心配する必要はありません。

ステンドラは服用した人のうち1割程度しか副作用が出なかったという結果も残っているほど、他のED治療薬と比べると副作用がかなり出にくいED治療薬となっています。
ただし、用量用法を誤ってしまうと、危険な副作用が起こる可能性もあります。
ステンドラの服用量は1日1錠までで、さらに次の服用までに24時間以上の間隔が必要です。
いまいち効果が実感できないからといって、すぐに再度飲み直してはいけません。

空腹での服用がステンドラの効果を発揮するポイント

ステンドラは食事の影響を受けにくいとされています。
他のED治療薬の添付書には記載されている食事や飲酒に関する注意書きもありません。
しかし、その効果を最大限に得るためには、空腹状態で服用するのがより良いと言われています。

ステンドラの主成分アバナフィルは、水またはぬるま湯と一緒に服用することで胃の中で溶けて吸収されます。
そのため、食後などで胃の中に食べ物が残った状態では、アバナフィルの吸収力が低下してしまうのです。
特に満腹になるまで食事をしてしまった場合や、脂質が多すぎるものを食べた後は注意が必要です。
食後6~7時間程度は、食事に含まれている脂質により、胃や腸の粘膜に油膜が張られてしまうため、アバナフィルが体に吸収されにくくなるのです。
また、アルコールを飲み過ぎた状態でステンドラを服用しても効果が期待できないケースが多く見られます。
適度なアルコール摂取は問題ないとされていますが、できれば飲酒も控えることが望ましいでしょう。

しかしながら、デート中など食事を取らなければならない状況もあるでしょう。
そのような場合は、効果は多少下がるものの、次のような対処法をとることをおすすめします。
それは、食事をする30~40分前にステンドラを服用し食事前に体へ吸収させるという方法と、脂質量の少ない簡単なつまみや軽食などで食事量を抑えることで食後2時間以上経過してから服用するという方法です。
また、ステンドラには50mg錠、100mg錠、200mg錠の3種類があるため、必要に応じて服用量を調整するとよいでしょう。

ただし、全てのED治療薬に共通して、高い効果を得やすいのは空腹時です。
長時間、お互いが満足できる性行為を楽しむためにも、空腹時の服用をおすすめします。